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配送代行サービスの選び方 ~比較検討のチェックポイント~

ネットショップを開設するとき、カートシステムの選定と並んで頭を悩ませるのが配送代行サービスの選定です。
規模の拡張とともに、発送業務や受注業務を個人で対応することは困難になります。
そのため通販の広がりととも配送代行サービスは広く認知されるようになりました。

ここではネットショップを運営するみなさんが、配送代行サービスを検討するときのチェックポイントを紹介したいと思います。

 

 

 

配送代行サービスとは

 

配送代行サービスとはどんなサービスなのでしょうか?

 

ネットショップを運営する法人・個人の事業者に代わり、受注管理から出荷作業や在庫管理の物流業務を物流会社が代行するサービスです。

「出荷代行」や「梱包代行」とも呼ばれます。

 

 

この配送代行サービスを利用する場合のチェックポイントは“コスト”“サービス”の2点が挙げられます。

 

 

 

比較ポイント1:コスト

 

「三辺サイズの合計」の罠には注意!

 

三辺サイズ合計という、耳慣れない言葉が配送代行サービスの選定ではじめにぶつかる壁かと思います。

 

この言葉は日本の物流業界特有のもので、商品の縦・横・高さのセンチメートルの合計で表記されることが多いです。

たとえば、縦35cm、横25cm、高さ2cmの商品は、35+25+2の62サイズと呼ばれます。

 

価格表上は60サイズ以下からはじまり、20サイズ毎に80サイズ以下、100サイズ以下、120サイズ以下と表現されることが一般的です。

 

実はこの物流業界特有のサイズ表現は、商品によっては実サイズより大きなサイズ適用になり、商品ごとに不平等を生む原因になります。

 

 

<商品サイズ例>

 

例1)アパレル商品
35㎝・25㎝・2㎝:62サイズ
適 用 サ イ ズ :  80サイズ
体 積 : 1,750㎤

 

例2)コスメ商品
4㎝・4㎝・12㎝:20サイズ
適 用 サ イ ズ : 60サイズ
体 積 : 192㎤

 

この「三辺サイズの合計」という料金体系には罠が大きく2点あります。

 

まず1点目は、商品の適用範囲が大まかなため、商材のサイズの小さな差によりコストが大きく変動します。
(59cmと61cmで適用料金は雲泥の差!)

 

2点目は、体積比較ではないので商材の形状でコストにバラツキが発生します。
(立方体に商材が近づけば近づくほど物流費が安くなります。)

 

 

実際の物流現場では、商材のサイズが数センチ違ったところで大きな保管効率の低下は起きません。

また、箱の形状が立方体になればなるほど効率が悪くなるということもありません。

 

この2点の罠により、小さい商品でより形が立方体ではない商品は保管料が高くなる構造になっています。

 

この三辺サイズの合計の罠は、配送代行サービスの利用有無にかかわらず、ネットショップを運営する際は十分に注意しないと思わぬコストアップの原因になります。

 

配送料は大手の運送会社がこの表記を利用する以上避けられません。

 

しかし、最近では小さいサイズをオトクに発送できる配送メニューもあるため、商品開発では梱包サイズを意識すると発送コストの抑制につながります。

 

また、保管料については物量による交渉体積による計算などの方法で、三辺サイズの罠を回避する方法があります。

 

検討中の物流会社がどのように保管料を算出するか、是非一度確認してください。

 

(STOCKCREWの保管料は体積計算です。その場でわかる簡単見積計算はこちらから。)

 

 

 

 

甘く見てはいけない「入庫料金」!

 

 

ネットショップ運営で一番簡単に削減できる物流費は入庫料金です。

 

入庫料金というのは、BtoBの物流では「入荷検品」の料金を指していました。

この名残で入庫料金はネットショップの物流でも一般的に課金項目として残っておりますが、作業項目としてはかなり「楽」な作業になっています。

 

大手企業は一つの仕入先から複数の商品を調達するのに対して、ネットショップ事業者は1つの商品を1つの仕入れ先から調達する傾向があります。

 

そのため、商品が倉庫に入荷後の作業工数は、BtoB入荷の検品作業と比較してネットショップ事業者の入荷は非常に効率が良く、工数が少ない場合もあります。

 

商品の入荷費用が発生する場合、作業内容はどこまで対応しているか確認したほうが良いでしょう。

 

(入荷検品の作業内容と費用の仕組みについては、こちらをご覧ください。)

 

 

また、入庫料金の発生のタイミングについても確認が必要です。

 

物流費の項目の内、出庫料金や配送料金は商品が販売できたタイミングで発生します。

一方、入庫料金は倉庫に入庫した時点で発生します。

 

この費用発生のタイミングについては一見当たり前に見えます。

しかし実際事業を始める際に在庫を先に用意しようとすると、商品代とは別に入庫料金も発生するため、商品を販売していないタイミングでは痛い出費になりかねません。

 

入庫料金については、作業内容や費用発生のタイミングをよく物流会社へ確認し、配送代行サービスの導入を検討してください。

 

(STOCKCREWの入庫料金はOperation Feeとしてすべて込み!かつ出荷時の費用発生です。詳しい料金体系についてはこちらをご参照ください。)

 

 

 

比較ポイント2:サービス

 

その物流、「誰が」やっていますか?

 

 

配送代行サービスの品質を評価する最重要ポイントはコミュニケーションです。

配送代行サービスの委託開始後、よく起こるトラブル圧倒的1位はミスコミュニケーションだからです。

 

サービス名がそうであるように、配送代行サービスに委託すると全て手離れで済んでしまうと思いがちですが、そこは“モノ”を扱うサービスのため、様々なトラブルが発生します。

 

配送代行サービスを利用すると、ネットショップを運営するみなさんの目に触れることなく消費者へ商品が届くようになります。

 

みなさんの視点では当然チェックしてもらえると思っていた内容がチェックされなかった、依頼した内容が正確に伝わっていなかった、こういった行き違いはどうしても発生してしまいます。

 

 

ではなぜこうしたコミュニケーションに問題が起きるのでしょうか?

 

最近は配送代行サービスも増え、受注代行から倉庫業務まですべて自らやっているかのような宣伝が多いですが、実際は物流業務を他社へ委託し、受注代行のみ対応している配送代行サービス会社が多くあります。

 

いざトラブルが発生した際、みなさんにとっての窓口担当は、物流現場へ直接指示を出せないため、みなさんへのレスポンス速度や情報の鮮度が格段に落ちてしまうということがあります。

 

消費者へ商品を届ける人、そしてみなさんに情報を伝える人が誰なのか、しっかり物流会社へ確認してください。

 

 

 

メニューの柔軟性と豊富さ

 

ネットショップでの購買活動が今ほど盛んではなかったひと昔前は、消費者の心配ごと・不満は“ちゃんと届くのだろうか?”というシンプルなものでした。

 

しかし昨今では、“環境配慮を意識して緩衝資材をなるべく少なくして欲しい”、“大きすぎるダンボールでは梱包NG”といった細かな希望も少なくはありません。

 

またネットショップを運営していると、“独自の梱包資材を使いたい”や“納品書の記載内容に融通を利いて欲しい”など細かな要望もあるかと思います。

 

 

こうした通販独自の付加価値はまだまだ発展途上にあり、通常サービス化が進んでいない状況のため挑戦して効果を検証したい状況でしょう。

 

一方、配送代行側は、細かな要望に応えると効率が低下するため、なかなか応えづらい状況にあります。

 

こうした相反する状況だからこそ、新しい取り組みをサービス化していく前向きな配送代行サービスと付き合っていくことも重要なポイントになるでしょう。

 

 

 

配送代行サービスの選び方について、コストとサービスの両面から比較ポイントを説明しましたがいかがでしたでしょうか?

難しい物流用語に料金体系など、配送代行サービスの検討を厄介に感じている方も少なくないかと思います。

 

配送代行サービスを検討中のみなさんのお役に少しでもたてていれば幸いです!

 

(STOCKCREWの料金やサービスに関するお問合せはこちらからご連絡ください!)