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「商品」のマメ知識
~単位と商品コード~

商品を管理するために必要なこととは?

 

ネットショップで販売する多種多様な商品を管理する方法として、みなさんは商品に名前をつけて管理していませんか?「花柄ピンクTシャツのSサイズ」「赤マグS」など商品の特徴をもとにした呼び方で管理しているかもしれません。

個人で商品管理をしている場合は問題ありません。一方第三者に商品管理を依頼(アウトソーシング)する場合は商品特徴をもとにした名前では管理ができません。(みなさんにとっては赤マグでも、第三者が見たらピンクに見えるかもしれない…など商品特徴で作成した名前は曖昧な表現方法です。)

商品の「名前」は管理上非常に重要な要素となります。そして商品の「名前」をつける前に、ここではまず商品単位を知ってもらうため、物流頻出用語でもある「SKU」についてご説明します

 

 

SKUとは

 

SKUはStock-keeping-Unit (ストック・キーピング・ユニット) で略で受発注・在庫管理を行うときの最小管理単位です。例えばTシャツ(1アイテム)の中にカラーがホワイト/ブラック/ブルー/レッドの4色があり、サイズがS/M/L/LLの4種類ある場合、SKU数は16SKUと数えます。
(TシャツのホワイトのSサイズが1SKUとなります)

物流会社でも基本的に倉庫内の入出荷業務から商品管理はすべてSKU単位で行います。ご参考までにSKU単位で商品の「名前」を設定し管理が必要なケースを紹介します。

 

1.商品カテゴリー、ブランド名が異なる場合
 ⇒アパレルや化粧品など”ライン”で商品を大別しているなど
2.商品の容量・正味量が異なる場合
 ⇒同一商品で100g入、300g入があるなど
3.商品包装形態が異なる場合
 ⇒同一商品で袋物、箱物、缶詰、瓶詰などパッケージングが異なるなど

 

上記の通りアパレル商品など多種多様な商品取扱う場合は、SKU数が多くなる傾向にあります。SKU管理をすることにより在庫を正確に管理することができるため、物流会社にとっては基本的かつ最も重要な情報になります。

 

 

商品の「名前」=商品コードをつける

 

これまでにSKU単位の説明をしましたが、早速このSKUごとの名前=「商品コード」をつける方法を説明します。商品コードの設定方法の代表例は以下の通りです。

 

1.JANコード 例)4011200296908
調味料や書籍などみなさんが普段購入する商品に付いているバーコードは主にJANコードになります。
日本の共通商品コードとしてまた、流通情報システムとしそして、国際的にはEANコード(アメリカではUPCコード)として呼称され世界100カ国以上で使用されています。JANコードはメーカーコード(先頭9桁、または7桁)と商品アイテムコード(3桁、または5桁)、チェックデジット(末尾1桁)の13桁により構成されています。
JANメーカーコードは(財)流通システム開発センターが管理し、商品アイテムコードはJANメーカーコードの登録企業が設定・管理するため、一度取得したJANコードは他の事業者が取得したJANコードと重複しません。JANを使用する場合には(財)流通システム開発センターへ登録手続きを行い、登録手数料を支払う必要があります。

 

2.ISBNコード <例:9780747595823>
国際標準図書番号(International Standard Book Number)を意味し、出版物(書籍、コミック、カセットテープ、ビデオ、CD等の電子出版物)の発行国、出版社、書名を特定する固有番号です。ISBNは主に10桁または13桁の識別番号で構成されており、2007年1月以降付番されている番号は13桁となっています。

 

3.ASINコード <例:B0012IJERO>
「Amazon Standard Identification Number」の略で、Amazonグループが取り扱う、書籍以外の商品を識別する10桁の固有番号で、Amazonサイトの商品詳細ページに表示されています。Amazonへの納品時にはSKU単位のASINコードラベル貼付が必須となります。

 

4.任意で作成する商品コード
1~3のどれにも当てはまらず、みなさんが自社で管理するために独自に設定するコードを指します。

 

みなさんが取り扱う商品が書籍等ではない限り、商品コードの採番方法は1・2・4になります。そして申請や料金が発生しない一番簡単な方法が4.任意で作成になるかと思います。

それでは実際任意でコードを作成する方法と注意点をご参考までに紹介します。

 

 

商品コードを作る

 

まず商品コードに求められる要件を整理しましょう。大前提としては次の2つとなります。

・商品コードが商品現物(SKU)とデータ上で正しく対応していること。
・商品コード情報にSKUを特定するための情報が漏れなく入っていること。

 

例として、株式会社KEYCREWがSTOCKCREWというブランド名の傘を販売した場合。ブランド名をSC、アイテム番号を傘=0001とし、組み合わせの基本形(SC0001)を決めます。その後は柄・色・サイズといった形で付番しました。以下のように商品コードの付番ルールとしては最もシンプルな方法は「連番」となりますので先ずはこちらから検討を開始するのが良いでしょう。

 

<設定例>
・傘/花柄/黒/Sサイズ ⇒ SC0001-1-1-1
・傘/花柄/白/Sサイズ ⇒ SC0001-1-2-1
・傘/水玉/白/Mサイズ  ⇒ SC0002-1-2-2

 

商品点数が少ないうちはうまくいくものの、商品ラインナップの拡充とともに商品コード体系が破綻してしまう場合もあります。ここでは商品コードの設定時に避けた方が良い採番方法も併せて紹介します。

 

1.商品コードが0から始まる採番方法はNG  例)0001
Excelなどの表計算ソフトでファイルを開いた時に最初の0が削除されることからオペレーションミスにつながることがあるため、1以上またはアルファベット開始を推奨します。

2.日本語や記号の使用は要注意  例)赤マグ!001
システム上、日本語や記号を含むコードの使用ができないこともあるため汎用性を高めるためには避けた方がよいでしょう。

3.大文字と小文字の組み合わせ  例)Sc0001
システムによっては大文字で記載した単語(SC)と小文字で記載した単語(sc)を同じ値として処理する可能性があります。また大文字・小文字の併用は入力ミスにもつながるため、管理上統一性をもたせた採番方法を推奨します。

4.極端に長い  例)20~25桁の商品番号
システム上、許容可能な文字数(桁数)制限があるため、超過した場合は受入れ不可または一部が欠損した状態で商表示される可能性があります。

 

 

商品コードはネットショップを運営する上でも重要な要素になります。何が売れているか・何を次に発注するべきかなどの情報を商品コードで集計すると、売れ筋のカテゴリーやカラーが一目で管理できるようにもなります。

 

まずはみなさんの商品ラインナップを整理し、「商品カテゴリー」「カラー」「サイズ」に分類して採番するところからスタートしてみてはいかがでしょうか。