ロボットと共に働くー ピッキングアシストロボット( PA-AMR )の機能解説ー

ロボットと共に働くー ピッキングアシストロボット( PA-AMR )の機能解説ー

現在、STOCKCREWでは「ピッキング」という、倉庫内で商品を棚から取り出す作業で自走型のロボットを活用しています。今後はさらに発展した使い方などを予定しているので、今回はそれについての解説にプラスして、ロボットを倉庫内で使用するための準備などについても紹介します。

目次

ロボットでのピッキングに向いている商品は?

ロボットが移動するスピードが速いため向いている商品とそうでない商品があります。現在STOCKCREWでは、本・雑貨・衛生用品・衣類をロボットでピッキングしていますが、スキンケア用品やサプリメントなどが向いています。ロボットの揺れに耐えられるものが望ましいので、多少揺れても傷がつかず壊れないものが前提となります。

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ロボットでのピッキングに向いてない商品は?

現在STOCKCREWで扱う商品の中で、ロボットでピッキングすることに向いてないと思うものは、ガラス製品陶器家電製品といった、重量が重いものです。ロボットにはセンサーがついているので、人と接触することはほぼないのですが、ロボットが近づいていることに気づかず、人が急に動いてしまうとロボットがよけきれずに、人に当たってしまうことがあります。まだそのようなロボットとの、軽い接触事故を起こしたことはありませんが、これから先万が一そのようなことが起こらないとは限らないので、ロボットから商品が落ちてしまっても壊れないものを選定していかなくてはなりません。

ロボットを使うために必要な前準備

ROBOCREW

ロボットを使う上で必要なのが、ロボットに倉庫のMapを登録することです。地図データを使って登録するので、倉庫側がレイアウトを変更する必要はありません。ロボットにMapを登録するときは、ロボットを押しながら、ピッキング時にロボットに通ってほしい通路を歩くと登録できるようです。

次に倉庫側で準備するものは、商品を読み取るためのバーコード・ロボットが通れる広さのある通路を確保することです。商品にJANコードがある場合は、JANコードを読み取らせればいいので、特別にバーコードを用意する必要はありません。ですが、バーコードがついていない商品に関しては、ピッキング時にバーコードを読み取る必要があるため、倉庫側でシールあるいはタグなどを用意しなくてはなりません。次に、ロボットが通れる広さのある通路についてですが、ロボット自体は小型なので約2メートルあれば、問題なく通ることが出来ます。なので、大げさに通路を広くする必要はありません。

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まとめ

STOCKCREWでのこれからのロボットの使い方や、必要な前準備についての紹介でした。ロボットの使用について、まだまだ課題は山積みですが、試行錯誤を重ねながら、物流におけるロボットとの働き方を模索していきます。

STOCKCREWの物流倉庫でロボットがどのように働いているか、興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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